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保健科学研究第7巻Health science research vol:7

原著論文 Original article 

運動負荷に伴う酸化ストレスマーカー8-oxo-dG及び炎症関連マーカー血清MMPsの経時的変動〜血清・唾液・尿検体の有用性の検討〜

福士泰世 中村歩美 白戸佑貴 田中健登 伊藤拓也 野沢祐貴 井瀧千恵子 真里谷靖

誌名:保健科学研究 第7巻 pp13-20
公開日:2017/03/31
Online ISSN:1884 6165
論文種別:原著
キーワード:8-ヒドロキシ-2’-デオキシグアノシン,酸化ストレス,運動負荷,尿,マトリックスメタロプロテアーゼ
本文:PDF(0.7MB) FREE

要旨
本研究の目的は,酸化ストレス増大の一因となり得る運動負荷を実施し,血清,唾液,新鮮尿中の酸化ストレスマーカー8-hydroxy-2’-deoxyguanosine (8-oxo-dG)及び炎症関連マーカーMatrix metalloproteinases (MMP-9, MMP-2)の経時的変動の観察・解析から生体内の酸化ストレスを鋭敏に反映する検体及び手法について検討することである。対象者は健常な男子学生7人,運動負荷として1kmあたり6分の設定で6km走を実施し,運動強度は10メッツ(metabolic equivalents)とした。各サンプルは運動1時間前,運動1時間後,運動24時間後に採取した。8-oxo-dGの分析は免疫測定法で行い,MMP-9及びMMP-2の分析はゼラチンザイモグラフィーで行った。血清及び唾液中8-oxo-dGでは,3時点における有意な変動はなかった。一方,尿中8-oxo-dGは,運動1時間後に有意に増加し,運動24時間後には,運動1時間前と同等の値まで有意に減少した。MMP-9においても尿中8-oxo-dGと同様の変化が認められた。運動が惹起する生体内の酸化ストレスを鋭敏に反映するサンプルは新鮮尿であることが示唆された。 


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