本文へスキップ

青森県の地域医療・福祉の発展に貢献する。

お問い合わせはTEL.0172-39-5905

〒036-8564 青森県弘前市本町66−1

保健科学研究第10巻1号Health science research vol:10 No1

原著 Original artical 

凍結環境がCampylobacter生存に与える影響に関する調査

藤岡美幸 木村俊太 野坂大喜

誌名:保健科学研究 第10巻1号 pp39-42
公開日:2019/09/30
Online ISSN:1884 6165
論文種別:原著
キーワード:Campylobacter,凍結期間,再凍結,食中毒
本文:PDF(0.5MB) FREE

要旨
近年Campylobacterは食中毒原因菌の上位に位置し,各分野で対応に取り組んでいるが,事件数は減少していない現状がある。原因食材としてトリ肉が知られており,冷凍状態で流通する外国産の汚染が少ないことや冷凍による菌数減少の報告もあることから,本研究では凍結環境がCampylobacterに与える影響について調査した。C.jejuniおよびC.coli各10株を対象に検討した結果,いずれも1回の凍結操作で生菌数が激減した。連続冷凍期間は最大で21日間生菌数が認められたが,凍結と解凍を繰り返した場合,2~3回で対象としたすべてのCampylobacterが死滅した。以上より,Campylobacterは凍結によりダメージを受けやすく,保有菌数を減少させることが期待できるため,特に国産トリ肉では流通過程などで一度凍結することが食中毒の予防に有効であると考えられた。

Health Sciences Research保健科学研究会

〒036-8564
青森県弘前市本町66−1
TEL 0172-39-5905
FAX 0172-39-5912