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保健科学研究第10巻1号Health science research vol:10 No1

報告 Report 

小児がん患児のきょうだいへの母親のかかわり
―グループインタビューを用いた母親への介入―

橋本美亜 藤田あけみ

誌名:保健科学研究 第10巻1号 pp51-58
公開日:2019/09/30
Online ISSN:1884 6165
論文種別:報告
キーワード:小児がん,きょうだい,母親
本文:PDF(0.6MB) FREE

要旨
目的:小児がん患児の母親の思いを共有する場の提供や共有する場における看護介入が,有効な看護支援となり得るかを検証することである。方法:小児がんのために長期入院中の患児の母親のうち,患児以外のきょうだいがいる母親5人に,研究者がファシリテーターとして介入するグループインタビューを行い,1ヵ月後に個別インタビューを実施した。得られたデータを質的帰納的に分析した。結果:グループインタビューによって得られた母親のきょうだいへのかかわりとして【家庭環境の調整】【母親と父親の役割の調整】【家族以外にきょうだいのことを依頼する】【きょうだいの状況の確認】【きょうだいとの時間の確保】【きょうだいに我慢をさせ充分かかわれていない】の6カテゴリーが生成された。母親がグループインタビューを経て今後実施したいこととして,「父親と交代」「1日1回母親から連絡をする」「周りの人に伝えて理解してもらう」の3つがあげられた。これらを実施したことのきょうだいの反応としては,きょうだいの気持ちの表出や,両親の気分転換など,家族の良い反応が得られた。結論:小児がん患児の長期入院により,きょうだいと母子分離状態にある母親が思いを共有できる場を設け,看護師がファシリテーターとして介入することは,母親やきょうだいへの看護支援として有用であることが示唆された。

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