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保健科学研究第10巻1号Health science research vol:10 No1

報告 Report 

認知機能の低下した患者に「聞き書き」を実施した
ボランティア学生における効果と今後の課題

大津美香 工藤悠生

誌名:保健科学研究 第10巻1号 pp69-75
公開日:2019/09/30
Online ISSN:1884 6165
論文種別:報告
キーワード:聞き書き,認知症,ボランティア,看護学生
本文:PDF(0.8MB) FREE

要旨
本研究の目的は,認知機能の低下した患者に「聞き書き」を実施したボランティア学生における効果と今後の課題を明らかにすることであった。インタビューガイドを用いた半構成的面接法にて看護学生4名にフォーカス・グループ・インタビューを実施した。データは質的帰納的に分析した。繰り返しかかわることで,学生は【回数を重ねることで(患者の)認知機能が改善した】と実感していた。「聞き書き」の評価としては,【聞き書きの効果を実感できた】のカテゴリーが得られた。「聞き書き」を行うことでボランティア学生は認知症に対して明るいイメージへと変化した。また,「聞き書き」は学生自身も楽しめるものであり,患者のみならず双方にとってプラスの感情をもたらすものであった。急変が起こりにくい患者の選定や急変時対応,交通費・送迎,時間確保等に関しては課題が残るが,今後,多忙な病院病棟の現場においても,ボランティアの活用が期待できる。

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