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保健科学研究第10巻2号Health science research vol:10 No2

総説 Review article 

放射線治療に関わる癌幹細胞

細川洋一郎 嵯峨涼 長谷川和輝 大内健太郎 奥村一彦

誌名:保健科学研究 第10巻2号 pp1-10
公開日:2020/03/31
Online ISSN:1884 6165
論文種別:総論
キーワード:癌幹細胞,放射線治療,放射線抵抗性,転移, 上皮間葉転換
本文:PDF(0.6MB) FREE

要旨
悪性腫瘍を構成する細胞は、等しく腫瘍形成能を有するものではなく、少数の癌幹細胞と呼ばれる細胞が存在し、自己複製能と分化能を保持しながら、腫瘍隗を構成する大多数の癌細胞を供給するという、癌幹細胞システムの概念が一般化しつつある。この癌幹細胞を解明することにより,従来の放射線治療で起こる、腫瘍の再発や転移および放射線治療抵抗性の獲得等、癌の生物学的特性に深く関連した諸問題を克服できる可能性があるため,癌幹細胞を同定してそれを標的とする研究が活発になっている。本稿では,癌幹細胞の研究の歴史、癌幹細胞の発生起源とその同定方法,癌幹細胞内のシグナル伝達などの癌幹細胞の性質と放射線に対する癌幹細胞の影響について紹介した後、今後の放射線治療における癌幹細胞研究の戦略について概説した。


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