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保健科学研究第13巻1号Health science research vol:13 No1

報告 Report 

放射線リスク・コミュニケーター育成セミナーの必要性に関する研究
-原子力発電所周辺自治体職員への調査-

成田秀貴 木立るり子 山田基矢 工藤ひろみ 工藤幸清 小山内暢 辻口貴清 小倉巧也 田中真

誌名:保健科学研究 第13巻1号 pp29-37
公開日:2022/09/30
Online ISSN:1884 6165
論文種別:報告
キーワード:放射線リスク・コミュニケーション,原子力発電所事故,人材育成,地方自治体職員
本文:PDF(0.6MB) FREE

要旨
福島第一原子力発電所の事故後,住民に対して被災直後から行われてきた支援のひとつである放射線リスク・コミュニケーションは発展途上にあるいわれている。セミナー等が開催されているものの,原子力発電所周辺の自治体職員に望まれる研修内容や開催方法に関する全国的な調査は少ない。そこで今後の育成セミナーの開催に向けて,対象者の望む研修内容や開催方法に関する全国的な質問紙調査を実施した。地方自治体121施設における原子力対策に関する課,学校教育に関する課,保健・健康に関する課へ3部ずつ合計1,089部の質問紙調査票を郵送し,回収した149部を分析対象とした。放射線リスク・コミュニケーションを実施する機会があるという認識は所属ごとに異なったが,全体的にセミナーへの参加希望が多かった。セミナーの内容には放射線に関する知識だけでなく放射線リスク・コミュニケーションの内容も希望され,セミナーの形態は講義と演習の両方を希望するものが多かった。放射線リスク・コミュニケーターに必要と考えられる知識は,約6割が放射線に関する知識,約5割がリスク・コミュニケーションの知識であった。セミナーの開催方法については平日かつ1日の終了が希望され,仕事としての参加,交通費は支給されるものという認識が多かった。本調査の結果は,放射線リスク・コミュニケーター育成セミナーを開催する際に,セミナーの内容や開催方法などを検討するための基礎資料となる。


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